日本語ははっきりした発音によって成り立つ言語といえ、中国語には日本語にはない発音があります。

日本語には余り巻き舌を使ったり、摩擦音・破裂音のような発音は見かけません。強いて言えば濁音くらいでしょうか。筆者は小学校の卒業生を送る会にて「また苦しいことがあるかもせません」というセリフを言う役を仰せつかり、そのセリフの「が」の発音が鼻濁音になっていないと日教組だった担任教師に酷く注意をされた経験があります。「母親が名古屋出身だからだ」などと言われない中傷を受けましたが未だに鼻濁音など使用していません。ですが日常生活にはまったく支障はありません。

このように日本語は比較的発音においては単純明快な言語であると言えます。英語には先ほど述べたような「L」「R」の違いなど日本人には馴染みの薄い発音がありますが、中国語にはさらに多くの未だ発音したことのない「音」が存在します。
例えば「an」「ang」では字面では「アン」と読めますが、実際の発音は少し異なります。前者は舌を前歯裏に付け、後者は舌は口の中で自由にしています。これが「発音が異なる」と言われると日本人には戸惑う方が多いようです。実際、日本語で試してみると前者は「案内」後者は「案外」という風に区別することが出来るのです。次に続く音により、日本語では自然にanとangは別れています。いちいち発音記号がどうのと問われるより日本語は優しいというか曖昧な言語なのかもしれません。